20代は、他の世代よりも身軽なうえに今後のキャリア形成を考慮し転職する人が多い世代です。
コロナ禍で場所や時間に捉われないフレキシブルな働き方も注目される状況のなか、いまの自分の仕事を見つめ直し、転職を決意する人も多いのではないでしょうか。
この記事では20代の方へ向けて、利用を検討したい転職エージェントを紹介。あわせて20代の転職事情や転職を成功するためのポイントを具体的に解説していきます。
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20代におすすめの転職エージェントを紹介!
まず、20代におすすめの転職エージェントを目的や状況別に紹介します。
各社それぞれの特徴や強みをよく理解したうえで、どこの転職エージェントを利用するか比較検討してみましょう。
リクルートエージェント
リクルートが提供するリクルートエージェントは、初めて転職をする20代におすすめの転職エージェントです。
業界でも最大級の求人案件の取り扱いがあり、転職希望者の8割が利用していると言われています。
転職エージェントのなかでも最大手といえるので、丁寧かつ素早く柔軟な対応をしてくれるサポート体制が整っています。
リクルートエージェント利用者の口コミ
面談前に担当者から電話があり、面談のポイントなどを教えてもらいました。面談終了後もすぐにフィードバックをくれたので、とても嬉しかったです。
担当の方と何度も面談しましたが、毎回個室で十分な時間を取って丁寧に話を聞いてくださいました。模擬面接も対応してくださり、採用が決まった後の諸条件の確認等も間に入ってやっていただけたので心強かったです。
(出典:みん評)
マイナビエージェント
マイナビエージェントは転職によるキャリアアップを考えている20代におすすめです。
大手企業からベンチャー企業まで幅広い求人情報誌を保有しています。手厚いサポートもあり、ほかの転職エージェントと比較しても利用者満足度が高いのも特徴の1つです。
また、キャリアアドバイザーは業界ごとの専任性のため、各業界との強いパイプと情報があります。
キャリアアップを目的とした転職を考えている人には特に有益な情報が手に入るでしょう。
マイナビエージェント利用者の口コミ
丁寧な対応だったため、20代の転職やエージェントを初めて利用する際に絶対に勧めたい。今回ご対応いただいた担当者さんの対応をロールモデルにしつつ、両面のエージェントとして研修頑張っています!
1回目の転職(2019年くらい)では、別のエージェントサービスを利用しました。時代が変わったのかもしれませんが、当時は内定が出た後、入社の判断を短納期でしなければならず、面接のスケジュールに大苦戦した記憶があります。
今回の転職では、最終面接が近い日程で揃うように調整いただき、安心して進められました。入社して1週間経ちますが、楽しくやっています。ありがとうございました!
(出典:マイナビエージェント)
type女性の転職エージェント
20代の女性におすすめしたいのが、type女性の転職エージェントです。
サービスの名の通り、女性に特化した転職エージェントです。
18年という歴史と実績のなかで多くの転職サポート実績と、女性が活躍しやすい求人情報の取り扱いが豊富と定評があります。
特に20代後半の女性は、キャリアアップしていくなかで結婚や出産というライフイベントが重なる人も多いでしょう。キャリアアドバイザー自身も女性が多く、親身になって話を聞いてくれます。
次に転職エージェントのメリット、サポート内容について詳しくみていきましょう。
転職エージェントは何をしてくれる?主なサポート内容を紹介
転職エージェントを利用すれば、専任のキャリアアドバイザーがつき、二人三脚で転職活動を進められます。
転職エージェントを利用する最大のメリットは、「転職のプロが側にいる安心感」と「転職活動にまつわる負担を減らせる」ことです。
転職エージェント活用の流れ・サポート内容は一般的には以下のとおりです。
- 転職エージェントに利用申し込み
- 面談の日程調整
- キャリア面談
- 求人紹介
- 職務経歴書の添削
- 応募、面接
- 内定
- 入社(サポート終了)
転職エージェントの活用法について、より詳しくは次の記事も参考にしてください。
20代の転職エージェントの使い方のポイント
20代の人が転職エージェントを賢く利用するための方法を解説します。
自分に合う転職エージェントを見つける
転職エージェントには大きく分けて「総合型」と「特化型」が存在します。
総合型とはほぼすべての業種・職種の求人を扱っている転職エージェントのことです。具体的には、リクルート運営のリクルートエージェント、パソナグループ運営のパソナキャリアなどがあります。
まだ転職先の業界が絞りきれていない方、広い業界から求人を探したい方は、総合型の転職エージェントに登録することをおすすめします。
一方で、特化型とはITや医療、建築など、ある業界や職種、地域などに特化して求人を扱っている転職エージェントです。
例えばIT業界では、IT・WEB関連の求人全般に特化しているギークリーをはじめ、エンジニア転職に特に強いエージェントとして、レバテックが運営するレバテックキャリアや、ウィルオブ・ワーク運営のウィルオブ・テックなどが挙げられます。
そのほか、不動産業界に特化したリアルエステートWORKSや医療業界専門の医療転職.comなど、特化型の転職エージェントは今や各業界ごとに存在するといっても過言ではありません。
希望する業種や職種が定まっている方や、現職と似たような求人を探したい方には特化型の転職エージェントがおすすめです。
特化型の転職エージェントは、業界出身のコンサルタントが多い傾向にあり、業界のリアルな話を聞けたり、企業に合わせた面接対策がしやすいなどの強みをもちます。
総合型と特化型のそれぞれに特徴や強みがあるため、それを理解しておくとミスマッチがなくスムーズに利用できます。
まずは自分が転職エージェントに対してどのようなことを求めているのかを明確にし、適切な転職エージェントを選択しましょう。
転職エージェントは複数社を利用する
転職活動についての知識や経験を深めるためにも、1人のキャリアアドバイザーの意見だけでなく、別の視点を持ったキャリアアドバイザーの意見も取り入れるべきでしょう。
キャリアアドバイザーとの相性が良ければ良いほど、転職活動はうまく進み、失敗しにくくなります。
相性のいいキャリアアドバイザーはなかなかみつからないので、転職エージェントは2〜3社登録しておくことをおすすめします。
20代後半の転職は厳しい?20代の転職事情を解説
ここからは20代の転職事情について解説します。
20代前半と後半で転職の厳しさに違いはある?
同じ20代でも、20代前半は「第二新卒」として区別されます。
第二新卒に正確な定義はありませんが、一般的には卒業後から3年未満の人を指します。
年齢的には25歳前後とされており、未経験者歓迎求人や、スキル不要の求人に応募が可能です。ポテンシャル採用している企業も多いため、比較的内定が得られやすいでしょう。
一方で、20代後半になると「経験者」向けの求人が増え、未経験者歓迎求人は少なくなっていきます。
20代後半はある程度のキャリアを積んでいるため、即戦力となる人材を求める企業が増えてくるのです。
転職市場においてこの違いは大きく、20代前半では未経験者でも採用されるのに、20代後半では未経験不可とされてしまうケースがあります。
異業種、異業界に転職したいと考えている方は、できるだけ早いうちに行動に移したほうがいいでしょう。
未経験者におすすめの転職エージェントは、次の記事も参考にしてください。
転職入職率は20代がピーク
厚生労働省が発表している「雇用動向調査結果の概況」内の「年齢階級別転職入職率」をみてみましょう。
(出典:厚生労働省「令和2年雇用動向調査結果の概要」)
それによると、入職率は男性、女性とともに20〜29歳は比較的高く、それ以降は低迷していることがわかります。
20代の転職率は高く、企業側も積極的に若手を採用しているのが分かります。
20代でスキルがなくても応募できる求人とは
20代の方のなかには、自分のスキルに自信が持てないという方もいるはずです。実際、スキルが少ないと転職は難しいのでしょうか。
業界大手のリクルートが運営する転職サイト「リクナビNEXT」を例にみてみましょう。このサイトでは「未経験歓迎」としている求人が、2022年9月時点で16,885件あります。
とくに「営業職」「接客・販売職」「事務職」などは未経験歓迎求人が多い傾向にあります。
どの職種でも探せば「未経験歓迎」の募集をみつけられ、応募することもできますが、職種によって難しさが異なることを知っておきましょう。
20代が転職を成功させるポイント
20代が転職を成功させるためにはどのようなことを意識したらよいのでしょうか。
20代の転職における成功とは
「転職の成功」とはなんでしょうか。
実は、成功の定義も世代やライフステージによって違いがでてきます。例えば、20代で年収が高い会社に転職できたとしても、必ずしも成功とはいえません。
20代前半で年収300万円の会社に転職し、十分なスキルや経験を蓄えて30代で年収500万円になったケースもあれば、20代前半で360万円の会社を選ぶも、思うような成長ができず30代で年収400万円だったケースもあります。
20代の場合は「成長」が一つのテーマです。将来、自分の望む働き方、待遇を実現するために、どのような会社を選ぶのがよいかを軸に考えてみるとよいでしょう。
選考では20代だからこその強みをアピールする
20代は、20代ならではの強みをアピールすることがおすすめ。
30代では即戦力となるスキルや経験を重視されます。40代ではより専門性の高いスキルを持ったスペシャリストか、どのようなことにも対応できるゼネラリストが求められるようになります。
20代では、30代や40代のような現時点でのスキルや経験はあまり求められません。
その代わり、人間性や仕事に対するやる気や情熱など、ポテンシャルの部分が重要視されます。若い世代であれば、素質さえあればいくらでも成長させられるからです。
日本の就職は、まっさらな若者を採用してから育成していくのが一般的。欧米のように大学で専門性を手にした若者が求められているわけではありません。
もちろん基礎力は問われますが、その会社の理念に合う人であれば、スキルがなくとも十分に採用される可能性があります。
20代はスキルが高くなくても意欲次第では未経験職種にもチャレンジできる
ここまで、20代が転職を成功させるためのポイントや、転職エージェントの活用方法などについて解説してきました。
20代は他の世代と比べると社会人歴が短いため、専門的な知識やスキルを所有していない方が多いといえます。
しかし、それは採用企業も理解しています。大切なのは転職後にどのようなキャリア像を描いていて、どのような決意をもって転職活動に取り組んでいるかをしっかり伝えることです。
また、20代のほとんどの方が初めての転職になるでしょう。何から手をつければよいかわからない20代こそ、転職エージェントを活用すべきです。
この記事で紹介した転職エージェントはもちろん、自分に合うエージェントを見つけて転職を成功させましょう。
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