東証プライマリー市場への上場や、積極的なテレビCMの放映など、まさに勢いに乗っている大手総合人材サービス会社であるパーソルキャリアですが、現場で働く社員の中には、退職を考えている人も多いようです。
この記事ではパーソルキャリアが「やばい」といわれる噂の真相や、辞めたほうがいい人の特徴、元社員の退職理由などを口コミをもとに解説します。
パーソルキャリアの退職が頭に浮かんでいる人は、進退の決断がしやすくなるので、最後まで読んでみてください。

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退職希望者必見!パーソルキャリアの基本情報
まずはパーソルキャリアの基本情報について振り返ってみましょう。
パーソルキャリアは、業界最大級の人材紹介サービス「doda」の運営など、人材業界に関する事業を幅広く展開している、国内大手の総合人材サービス会社です。
1956年に創業された学生援護会と、1989年に創業された株式会社インテリジェンスがルーツとなっていて、2017年パーソルキャリア株式会社へ商号変更しました。
パーソルキャリアの基本情報は以下の通り。
社名 | パーソルキャリア株式会社 |
本社所在地 | 〒100-6328
東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F |
資本金 | 1,127百万円 |
従業員数(単体) | 4,538名(2022年3月1日時点) |
事業内容 |
|
無期社員の平均年齢 | 32.3歳 |
無期社員の男女比率 | 女性社員5割以上 |
育休取得率 | 99%(2021年1月末時点・対象無期社員) |
育休後の復帰率 | 95.4%(2021年1月末時点・対象無期社員) |
平均年収 | 528万円(2023年1月時点) |
年収範囲 | 250万円~1,300万円(2023年1月時点) |
産休・育休の取得率が高く、リモートワークやフレックスタイム制を導入しているため、家庭と仕事が両立しやすく、働きやすい環境が整っています。
また、社員の多くが20代後半~30代後半であるのに加え、男女比は五分五分。まさに、男女問わず若手が活躍している企業だといえますね。
給与面に関しても、平均年収は528万円と、国税庁が発表している日本人の平均給与である461万円を超えています。
さすが業界大手というだけあって、公にされている情報を見ると良い点が目につくでしょう。
ここからはもう一歩、踏み込んだ実態を解説します。
パーソルキャリアは激務?「やばい」といわれる理由
「パーソルキャリアはやばい」という評判も散見されます。
パーソルキャリアにはどのような評判が募っているのでしょうか。ここからは、実際に口コミサイトにて投稿があった内容をもとに、パーソルキャリアの実態に迫っていきます。
平均勤続年数が短すぎる
大手法人口コミサイト「就活会議」によると選考難易度は5段階のうち、3.9とそこまで高くなく、比較的入社しやすい企業といえます。
しかし、平均勤続年数は2~3年程度であり、早期の離職率が高いことも分かります。
社員の平均年齢は2021年1月末時点で32.3歳。創業年を加味すると、40代以上の社員数が多くなるのが自然だと考えられるので、決して定着率が良いとはいえないでしょう。
激務である
パーソルキャリアに「激務」というイメージを抱えている人もいるでしょう。口コミサイトでは、以下のように、激務を肯定するコメントがいくつか見受けられました。
「休憩はとれ」と言われるがとれない
残業が想像以上だった
コーポレートスローガンに共感して入社した人は、実業務とのギャップに苦しむ
お昼休憩をとる余裕もないということは、労働環境が過酷であると考えられますよね。
また、「人のためになる仕事だと思って入社したけれど、実際はノルマありきの根性ベースの仕事だった……」との現実的なコメントも。
人材会社=人のサポートと強くイメージしている人は、営業職であることを痛感して、ギャップを感じてしまうようです。
休憩時間がとれなかったり、業務内容にギャップを感じたりしてしまう状況は、日々の業務をつらく感じさせるでしょう。
ノルマが厳しい
あらゆる口コミサイトで「ノルマの厳しさ」について言及されています。
以下はその一例です。
何よりノルマが厳しい
1カ月ごとのノルマ達成にむけて、行動量が多い
テレアポや新規商談数などにも、目標値がある
簡単には達成できないノルマを課せられている
インセンティブが安く、モチベーションの維持が難しい
ノルマに関しては細かな管理のもと、月単位で目標数値がいくつも設定されているようです。
必死でノルマをこなすために行動して、目標達成できたとしても、インセンティブが少ないとなればモチベーションを維持することは難しいでしょう。
パーソルキャリアを辞めたほうがいい人の特徴
激務な環境を苦痛と感じる人もいれば、業務量の少なさを苦痛と感じる人もいるように、仕事に対する価値観、優先順位は人それぞれ異なります。
パーソルキャリアを辞めたほうがいい人とはどんな人でしょうか。
主な特徴は以下の3つ。
- ワークライフバランスを重要視する人
- 体育会系が苦手な人
- キャリアップがイメージできている人
順番に解説します。
ワークライフバランスを重要視する人
担当している業務によっては、拘束時間が長くなりがちです。
たとえばキャリアアドバイザーの場合、求職者とのやりとりは夜になることが多いため、深夜まで就業せざるを得ない状況が発生します。
もちろん深夜になった場合は、翌朝の出勤時間を調整することも可能です。しかし、現実的には午前中のスケジュールをこなすために通常時間に出勤することが多く、長時間労働になりがちです。
一方で、拘束時間が長くとも、チャレンジングな環境を成長の機会と考えられる人には向いているかもしれません。
体育会系が苦手な人
人材業界は全体的に体育会系のノリであることが多い業界です。
必然的に飲み会も多いので、体育会系や飲み会が苦手な人には向いていないといえます。
また、年齢・性別、場合によっては国籍の異なる求職者と多く対話するため、臨機応変な対応力が求められます。
人と話すのが苦手、感情が顔に出てしまいがちだという人は、日々の業務が苦しくなってしまうかもしれません。
キャリアップがイメージできている人
やりたいことが見つかって次のキャリアイメージが構築できている人や、独立予定の人は実現に向けて計画的に退職しましょう。
退職者が多い会社なだけに、前向きな退職であれば、バックアップしてくれる可能性もあります。
しかし、ライフステージの変化が近い人、例えば産休・育休を近々取得する可能性が高い人は別です。
パーソルキャリアではあらゆる制度が整っているため、うまく活用することをおすすめします。
口コミから徹底考察!パーソルキャリア元社員の退職理由
実際にパーソルキャリアを退職した元社員は、どのような理由で退職を決意しているのでしょうか。
口コミサイトをもとに解説します。
給料が低い
退職を決意した理由として、給料面の口コミも見受けられました。
給与合理性に懸念を感じた
年収が上がらず、給与の限界を感じるようになった
同業他社に比べ、給与が低い
初任給に対しての口コミはありませんでしたが、「給料が上がりづらい」などの不満は、多く見受けられました。
なかには給料が低くて、業務量が多いというアンバランスさから、苦しさを感じてしまった人もいるようです。
また、成果を上げることができたとしても、その見返りの賞与が少額だったり、月額のインセンティブが5,000円だったりと、大きく期待できないことが退職につながっています。
ノルマが厳しい
ノルマの厳しさも退職理由になっているようです。
1人あたりの担当企業数が500社など、多すぎて、営業としての役割が負担になった
とにかく忙しく、家族との時間がとりにくい
忙しいと思っていたが想像以上だった
ノルマやルーティン業務の多さから、ワークライフバランスを考えて退職に至った人が多く見られました。
想像以上の忙しさだと感じるほど多忙極まりない場合もあるようです。
成長実感がない
成長重視の企業風土がある一方で、成長につながらないと感じている人もいるようです。
日々ルーティンワークだった
自身の市場価値が大丈夫か不安になった
キャリアの将来性を考えたとき、魅力を感じなくなった
厳しいノルマを達成したり、莫大な業務をこなしたりしたからといって、成長につながっていると実感できるわけではなさそうです。
また、人材業界自体に対して変革・成長していないことへの指摘や、40歳以上で働く人が極端に少ない実態を不安視した声もあがっています。
パーソルキャリアを辞めるときの退職方法
パーソルキャリアを退職する決意をしたあとはどのような手順で進めれば良いのでしょうか。
退職の決意後から退職日までの流れを解説します。
就業規則の確認
退職を決意したら、まずは就業規則を確認しましょう。
就業規則には退職金や有給休暇、引継ぎ期間など、退職に関する重要な事項が記載されています。
また、同業他社への転職や同業界にあたる企業の設立を禁止している会社もありますので、就業規則はしっかりと把握し、違反しないようにしましょう。
退職意思を伝える
退職の意思は、直属の上司に伝えましょう。
事前に上司のスケジュールを確認のうえ、会議室などの個室を予約しておくと良いです。
退職意思を伝える際には、以下の項目について決めておくとスムーズです。
- 希望の退職日
- 引継ぎ開始日
- 希望の最終出勤日(有給休暇の消化有無)
退職の可否や、指定したスケジュールに関してすぐに回答がもらえない場合は、いつまでに回答がもらえるか、期日を確認しておきましょう。
引継ぎ
書面での引継ぎは必ずしも必要ではありません。
しかし、退職後に後任者から電話やメールで質問がくることも考えられます。退職後の連絡先を伝えておくのはもちろん、あらかじめ上司と相談のうえ、どういった内容について引継ぎを行うか、相談しておきしましょう。
また、営業職など職種によっては社外の人への紹介や挨拶が必要になるので、スケジュールを早めに調整して、ギリギリで焦ることのないよう余裕をもって進めましょう。
退職手続き
退職に関わる書類は会社によって異なるので、事前に確認し、会社が求める書面を提出します。
また、総務部とは退職に関わるさまざまなやりとりが発生します。特に離職票などが必要かは転職先に確認のうえ、早めに総務部に申請しておくことで、退職後の手間を増やさないようにしましょう。
パーソルキャリアを辞めたいと思ったときに準備すべきことは?
パーソルキャリアを辞めると決意したら、次の職場を探すために転職活動を開始する必要があります。空白期間を作らず、スムーズに転職するためには、早めの行動がキモになります。
「退職することを決めたけど、まず何からすれば良いのだろう」という人は、転職エージェントに登録することをおすすめします。
パーソルキャリア自体がエージェントサービスを行っていますが、できる限り複数サイトに登録してください。ハローワークや転職サイトを並行して活用するのも良いでしょう。
転職エージェントは、相談ベースの段階でも利用できるので、転職先を探すのはもちろん現職を退職するまでの流れについても助言してもらえます。
パーソルキャリアのように、現職が忙しく、活動時間を捻出しにくい人は、自分の力だけで転職活動を進めるのが難しい場合もあります。そんなときに、転職エージェントは心強い支えになってくれるはずですよ。
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