未経験からの転職

未経験からエンジニア転職を実現させるための流れと方法を解説

未経験のエンジニア転職志望者
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昨今、手に職をつけてキャリアを積んでいきたいという思いから、未経験からエンジニアを志望する人が増えています。

ただ、未経験の場合、本当にエンジニアに転職できるのか不安になりますよね。そもそも何から手をつければいいのかわからず、戸惑っている方も多いでしょう。

この記事ではまずは「未経験からエンジニアへの転職はできるのか」、エンジニアを巡る就業状況をみたうえで、未経験者がエンジニアに転職するための具体的な流れを解説していきます。

さらに差をつけるためにエンジニア志望者として取得しておきたいおすすめの資格を紹介します。

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エンジニアへの転職は未経験からでも可能

結論からいうと、エンジニアへの転職は未経験からでも可能です。もちろん20代に比べて30代のほうが異業種への転職のハードルは高くなります。

しかしポイントを押さえていけば、30歳以上の未経験者でもエンジニアを目指せるでしょう。まずはエンジニアの求人状況から解説していきます。

エンジニアの人手不足の実態

現在の日本において、エンジニアの人手不足は深刻な問題となっています。

経済産業省の参考資料「IT人材育成の状況等について」によると、若年層の人口減少に伴って、IT関連産業への入職者数は退職者数を下回り、IT人材が減少に向かうと予想しています。

一方で、IT需要予測から推計されるIT人材需要との需給ギャップでは、2030年には最大79万人のエンジニアが不足するといわれています。

この数字は、労働生産性とIT需要の伸びを高位・中位・低位のシナリオで試算しており、中位のシナリオでは約45万人、低位でも約16万人のエンジニア不足になることを表しています。

つまり、業界の仕事は増えるのにエンジニア不足は深刻化していくと予想されているのです。

これはエンジニアになりたい方にとっては、エンジニアになりやすくなる、間口が広くなる可能性があるという意味では朗報です。

企業側の採用状況

厚生労働省が2022年8月30日に発表した「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)(令和4年7月分)」の統計表によると、情報処理・通信技術者の新規有効求人倍率は3.4倍を記録しています。

これにより、企業側は未経験のエンジニアを含めた採用を積極的におこなっていることがわかります。

さらに、厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況」によると、今後3年間に転職者を採用する予定があると回答した情報通信業は66.4%となっています。

数々の転職エージェントのホームページをみても、3割近くの企業が例年よりも採用人数を増加させているとの情報があり、深刻な人手不足を解消すべく、エンジニアの需要がここ数年でさらに高まっていることがわかっています。

そして中途採用の半数以上が未経験者のエンジニア採用です。数字でこのような実態が確認できると、エンジニア転職にむけて前向きになれるのではないでしょうか。

国の施策状況

厚生労働省と経済産業省はエンジニア不足を解決するために、教育訓練給付制度の適用をエンジニア領域に拡大しています

教育訓練給付金制度は、働く人々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進をはかることを目的としています。

この制度では、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に受講費用の一部が支給されており、プログラミングスクールなどで適用されています。

また、厚生労働省の職業情報提供サイト(日本版O-NET)は求職者の就職活動や企業の採用活動の支援を目的としており、システムエンジニア(Webサイト開発)がどんな仕事なのか、就業するにはどうすればいいのか、労働条件の特徴などを提供しています。

ここまでエンジニアという職種を巡る状況を概観してきました。総じて未経験からエンジニアになる環境は整っていると考えてよいでしょう。

ただ、あなたが本当にエンジニアに向いているのかどうかを知っておくことが重要です。「自分には合っていなかった……」と後悔しないよう、エンジニアに適正があるかどうかのチェックポイントを次から解説していきます。

エンジニアに向いている人・向いていない人の特徴

エンジニアに興味はあるけど、未経験なために才能はあるのか、続けていけるのかと不安に感じるのはごく自然なことです。

そんな方々のために、エンジニアの適正にはどのような項目があるのかを見ていきましょう。

エンジニアに向いている人

エンジニアに適正がある方は、次のような特徴を持っています。

  • 論理的思考を持ち合わせている
  • 細部まで気配りができる
  • 円滑なコミュニケーションができる
  • IT業界の最新技術、プログラミングに深い関心がある

エンジニアは温厚で几帳面かつ、細かな気配りができる人が適しているといわれています。

エンジニアの仕事はプログラムを1人で開発する仕事だと思っている人もいますが、チームで協力しながら完成させていくケースが多く、取引先との対応も必要になる場合があります。そのため、コミュニケーション能力も必須です。

また、複雑なシステムを設計するためには細部にまで気配りをしながら、わかりやすく整った仕様書を作成する必要があります。そのため、論理的に物事を考えられる人はエンジニアに向いているといえるでしょう。

エンジニアに向いていない人

エンジニアに向いていない人の特徴は以下の通りです。

  • コミュニケーション能力が低い人
  • IT業界のことがらに興味がない人
  • 課題解決のために粛々と業務を進めるのが苦手な人
  • 論理的思考力が欠けている人

エンジニアに向いていない人は、向いている人の裏返しのような人です。

先述したように、エンジニアの現場では他者とコミュニケーションをとる機会が多いため、コミュニケーション能力が低く、1日中パソコンに向かう業務を希望している人には向いていないといえます。

また、IT業界の最新技術やプログラミングに全く興味がない人にも、エンジニアは不向きです。業界への興味がないのに、「安定的に高収入を得られる」といった理由だけで、なんとなくエンジニアを希望する人は後々苦労することが予想されます。

さらに、エンジニアには高度な論理的思考力が求められます。システム管理をするだけでも、エラーが起きないように構築する必要があり、粛々と作業を進めるのが苦手な人には向かないといえるでしょう。

コツコツとした地道な作業が苦痛に感じる人は、エンジニアに向いてないといえます。

エンジニアの向き不向きは適正診断でわかる

インターネット上にはたくさんの職業適性診断があるので、気軽に受けてみるのもよいでしょう。

厚生労働省が提供している簡易版職業適正テスト(Gテスト)は無料で受けられるサービスです。10分あれば、インターネットで結果を確認できます

ただし、この結果だけで判断することはおすすめできません。

エンジニアに限ったことではないですが、適性がないと思っていても、実際に仕事をしたらうまくいったというケースもあるので、あくまで参考程度に試してみるのがよいでしょう。

「未経験からエンジニアになることはやめとけ」といわれる理由は?

「エンジニアはやめておいたほうがいい」と言われたり、耳にしたことはないでしょうか。なかにはその言葉をまっすぐに受け止めて、躊躇している人もいるでしょう。

一般的に、エンジニアの仕事は納期がシビアに決まっているため、それを守るために休日出勤や深夜残業も多く発生することから重労働になる可能性はあります

実際に厚生労働省が発表した「令和3年度過労死等の労働補償状況」によると情報通信業は労災の請求が多い業界とされています。

下請けの下請けなど、多重下請け構造にある業界なので、過労死も多く、ブラック企業といわれる所以はここにあります。多重下請け構造のため、待遇面での不満が生じることもあります

しかし、同じ業界でも企業によって労働環境は大きく異なるので、業界すべてがブラックというわけではありません。事前に入ろうと思っている企業の実態調査をおこなうことでリスクを避けられます。

未経験から確実にエンジニアに転職するための流れ

ここからは、いよいよ未経験から確実にエンジニアになるための一連の流れを解説していきます。

  1. 目指すエンジニアを決める
  2. IT業界の知識をつける
  3. 転職エージェントに相談する

順に解説していきます。

STEP1:目指すエンジニアを決める

エンジニアといっても種類は豊富です。目指す種類によって必要な知識やスキルは異なります

大きく分けると「インフラ系」」「開発系」「フロントエンド」などがあり、どのようなことがしたいのか大枠だけでも決めておきましょう

エンジニアのなかでも、プログラミングを行う可能性が低いのがテクニカルサポートや運用・テストエンジニア、セールスエンジニアです。

エンジニア未経験者でもこのような職種であれば、採用される可能性があがります。

目指すエンジニアが決まれば、その職種に必要な知識の習得が必要です。独学で勉強することもできますが、最近ではオンラインのプログラミングスクールなども多いため、教育訓練給付金制度を導入しているスクールを探して効率的に学習するのがよいでしょう。

STEP2:IT業界の知識をつける

目指すエンジニアがどの種類であったとしても、ITの基礎知識やIoT、AIといったトレンドなど、最低限の知識は習得しておきましょう

また、転職する企業がどのような業界なのかも知っておくべきです。

例えば、勤怠管理システムであれば労務管理、金融機関システムであれば金融業界の知識が必要になります。

STEP3:転職エージェントに相談する

エンジニアになる準備が整ったとしても、いざ求人を探すとなると悩んでしまいますよね。

ハローワークや求人誌で探すとなると、企業の採用理由や待遇が正確にわからないため、入社後に後悔することになりかねません。

そのため、未経験からエンジニアを目指す人には転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントの求人のなかには、未経験でも受け入れてくれる優良企業があり、希望条件に合った求人を紹介してもらえます。

入社後の労働環境や待遇を考えるならば、転職エージェントに情報を提供してもらいながら、応募先を決定したほうが長期的に勤務できる企業をみつけやすくなります。

また、転職エージェントによって得意分野が異なるので、エンジニア求人に強いエージェントをみつけて相談するようにしましょう。未経験からエンジニアを目指すために使いたい転職エージェントとしては「ウズキャリIT」があります。

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未経験からエンジニアへの転職を目指すためのおすすめ資格

未経験からのエンジニア転職の成功率をアップさせるためには、資格を取得しておくことも有効です。

大きく分けると、エンジニアが取るべき資格としては「国家資格」と、民間企業が主催している「ベンダー資格」があります。

国家資格はIT知識を幅広く身につけているかを問う資格です(「ITパスポート」「基本情報技術者試験」など)。

ベンダー資格は、主催している企業の製品に関する問題で構成されていて、転職先企業に合った資格であれば即業務に活かせるという特徴があります。

エンジニアを目指す方におすすめの資格は以下の3つです。

基本情報技術者試験

IT業界で最も知名度が高い資格が「基本情報技術者試験」です。

データベースやネットワーク、プログラミング言語に関する基本的な知識を証明する国家資格であり、未経験の人が取得するのに適した資格といえるでしょう。

応用情報技術者試験

「基本情報技術者試験」の上位資格にあたる「応用情報技術者試験」は、基本的なIT知識を応用できる知識や技能を持っていることを証明する国家資格です。

応用情報技術者を取得していれば、IT知識がある程度身についていることを証明できるため、転職活動で武器になるでしょう。

ベンダー資格

ベンダー資格は、サーバ関連だと「AWS認定資格」、ネットワーク系だと「CCNA」が有名です。

ただし、希望するエンジニアの種類によっておすすめの資格は異なります。

転職のために取得するというよりは、業務についてから専門性向上のために目指すのもよいでしょう。

段階的に計画して、未経験からエンジニアに転職しよう!

未経験からエンジニアを目指す方にむけて、転職を成功させるための流れや注意点、おすすめの資格を解説しました。

エンジニア不足は国の問題でもあり、さまざまな制度も用意されていることから、未経験からの転職にも追い風が吹いています

事前準備として資格取得したあとは、転職エージェントをうまく活用して希望にあった会社に転職できるように行動していきましょう。

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